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×本『孟嘗君』宮城谷昌光

孟嘗君〈1〉 (講談社文庫)孟嘗君〈1〉 (講談社文庫)
(1998/09)
宮城谷 昌光

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★★★★☆

NHK教育テレビ知るを楽しむ この人この世界~孟嘗君と戦国時代』をみて、その内容とひょうひょうとした感じの宮城谷氏本人に興味を持ち、読んでみました。(番組は2回くらいしかみることができませんでしたが)

とても面白かったです。
今の自分の気分にも合っていたのか、全5巻一気に読んでしまいました。

中国の戦国時代、人名などなかなか覚えきれない難しい漢字もありますが、文章はとても読みやすく、心地よいリズムで読み進めることができました。
中国の歴史に題材をとっているものの、日本人である作家・宮城谷氏の目、美意識、思想、感性といったものが自然と感じられました。

登場人物たちがいずれも魅力的で、主人公を含め、この時代の傑出した人物たちが大勢でてきます。
小説なので史実にどのくらい忠実であるのかはわかりませんが、ここに登場する人物、中国史や儒教、諸子百家、東洋思想など・・・もっと深く知りたい。心をかき立てられます。

人としてどうあるべきか、またどうありたいのか、どのように生きていくべきなのか、生きていきたいのか、仁と義を重んじ、人々のために自らをなげうってこそ、人がいるからこそ、人と共にあるからこそ人生は幸福になる。。。

「文どの、人生はたやすいな」「そうでしょうか」「そうよ……。人を助ければ、自分が助かる。それだけのことだ。わしは文どのを助けたおかげで、こういう生きかたができた。礼を言わねばならぬ」「文こそ、父上に、その数十倍の礼を申さねばなりません」「いや、そうではない。助けてくれた人に礼をいうより、助けてあげた人に礼をいうものだ。文どのにいいたかったのはそれよ」(『孟嘗君』第5巻 函谷関より)

心に響く数々の台詞やシーンに心が熱くなります。
静かな情熱が残りました。

もう一度読みたい本です。
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